現在では新築住宅では、ほぼ100%設置されるようになり、ホテルでもシティホテルは勿論、ビジネスホテルでも、和風旅館でも宿泊客の要望に応えて、設置するのが常識になってきています。
当然、日本人が海外旅行に行く先々の国々のホテルでも温水洗浄便座を設置しているところが増えてきていて、隔世の感があります。
日本でもホテルや旅館などに普及する前の1980年頃は、家庭で温水洗浄便器を利用しているお客様から、『なぜ、ホテルにもっと普及させないのか? 一泊の出張だと家まで我慢して帰るのは辛い』と抗議の電話や投書が寄せられていました。
今後は欧米でもビデの代わりに設置するケースや、イスラム圏で普及している便器の横についているお尻用のシャワーヘッドの代わりに温水洗浄便座が普及してくるのではないかと予想しています。
課題としては浴室と便器が併設されていることが多いので、漏電対策、及び浴室と便器のセパレートの建築設計、そして、スケールの付きにくい硬水対策が必要になると思います。
ただし、硬水対策としては日本で普及しているマイクロナノバブルの取り付けることで解決できると思っています。