こだわり親父の水回り豆知識

5.温水洗浄便座の歴史と効果-②

その後、便器一体型温水洗浄便器の他に、株式会社東洋陶器(現在はTOTO)が既存の便器に取り付けられるシートタイプの温水洗浄便座をアメリカから輸入し、『ウォシュエアーシート』という名称で販売し始めました。しかし、東陶もINAXと同じように初期クレームに悩まされました。

INAXは温水を溜めて、利用するタイプで湯温は一定していましたが、温水タンクのお湯がなくなると、冷水になり、温かくなるのに時間がかかってしまいました。

TOTOは瞬間湯沸かし器タイプで常に加温していましたが、逆に温度調節器が壊れると熱湯が出てやけどをしてしまうことがあり、一長一短がありました。

私が利用している範囲では貯湯式の方が優れていて、座ったらまず温水で洗うことにより、温水タンクのお湯が給水とまじりあって撹拌され、ある程度の温水が長く使えることになり、長所だったのですが、現在はコストダウンで両社ともいい加減な温水効果になってしまいました。

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